たまゆら〜hitotose〜 第12話 「新しいひととせ、なので」

いい最終回だった。いままでの流れから、ここまでうまくまとめてくれるとは思わなかった。これまでの四人それぞれの話があって、思い出にひたりながら最終話を見られた。

私達展当日、行列が出来るほどたくさんのひとが訪れる。楓は写真を展示、かおるは自作ポプリ、のりえはスイーツ、麻音は朗読劇を開き、大成功に終わる。来場してくれたひとのアンケートの感想を読む。大晦日、四人で新年を迎える。さよみと車で山へ初日の出を見に出かけるが、途中で脱輪して立ち往生する。そこで、朱に染まる山を見て、明けていく町を眺める。

「いま目の前にある宝物は、時がたてば消えてしまうけど、お父さんのカメラで写真に残したら、わたしは、大切な宝物の瞬間にいつでも言える。おかえりなさい」