夏色キセキ 第03話 「下田ではトキドキ少女は空をとぶ」

複雑な女の子の心情をうまく描写していた。一方で、男の子は、軽いこづきあいだけで仲直りしていたのが印象的だった。男って単純だなあ。でも、本当にあんなもんだよね。紗季が転校することを見越して、自分を魔女にすればいい、と言ったのは、胸に詰まるものがあった。

「女子が空なんて飛ばない? 友だちと常識だったら、私は友だちを信じる。祐介くんも、きっと大樹ちゃんに信じてほしかったんじゃないかな」

夏海の弟の大樹(真堂圭)は、友だちの祐介(MAKO)から、夏海たち四人が空を飛んだと聞かされる。祐介の言うことを信じなかった大樹は、祐介とけんかする。それを知った紗季は、なんとかしようと、自分は魔女で四人で空を飛ぶことが出来ると祐介に話す。祐介と大樹を指定の場所に呼び出し、四人は御石様に願うが、飛べない。魔女になれなかった紗季は、祐介を前に涙を流す。夏海は大樹と祐介を後押しして、二人は仲直りする。