アクセル・ワールド 第01話 「Acceleration;加速」

つづきを見たいと思うわくわく感は今期一番なアニメだった。駄目駄目な主人公というのは、感情移入しやすい。そしてそれが駄目駄目なものではなくなり、成長していくっていうのが、自己投影なのかもしれない。主人公の丸いビジュアルがかわいいなあ。本来なら手の届かない美少女に声をかけられて、特別な存在になるシナリオにあこがれる。幼なじみとの三角関係的な話は、少し胃が痛くなるが、べらぼうに好かれまくっているよりは、一般のラノベと違っていいかもね。や、常デレの幼なじみとかめちゃ好きだけど。ところで、黒雪姫さんは、これが本名なんだろうか。原作は未読。

近未来。丸く太っている有田春雪は不良にパシリとして使われていた。自分をみじめに感じながら変えることが出来ない。仮想現実の世界へ入った春雪は、人気の黒雪姫(三澤紗千香)を垣間見る。仮想現実の世界ではゲームで高得点を出せる。幼なじみの倉嶋千百合(豊崎愛生)は春雪を元気づけて、お弁当を持ってくる。春雪は弁当をはねのけてしまう。再びゲームへ没頭しようとするが、得意なゲームで誰かに高得点を出されて悔し泣きする。現れた黒雪姫に、昼にラウンジへ来てほしいと言われる。黒雪姫は、恋人同士がするようにケーブルを直結する。春雪にアプリケーションをインストールするように黒雪姫はうながし、春雪は即答する。不良が現れ、春雪を殴ろうとする。春雪が「バースト・リンク」と叫ぶと、世界が静止したようになる。黒雪姫は加速世界に入ったと説明する。春雪は不良に殴られ、うしろに吹っ飛び、黒雪姫を巻き込む。不良は連行される。千百合と帰宅する途中、千百合と共通の友だちの拓武に出会い、弁当のことやいじめられていることを話され、ショックを受ける。翌日、マンションの外へ出ると、そこは戦場になっていた。春雪はスマートなメタリックボディーに変わり、バイクに乗った男に戦いを挑まれる。つづく。