氷菓 第01話 「伝統ある古典部の再生」

話がおもしろい。文学的に、良く出来た話だった。一話の中に複数の推理要素を含ませてあるので退屈しない。原作がどういうものか、わかったような気がする。原作は未読。放送が始まるまで京アニだと知らなかった。ラノベ原作なので、まあ一応見てみようかなくらいの気持ちだったけど、京アニなので見てみることにした。これといったものはなかったかな。おもしろくなっていくかはこれからの話次第か。ヒロインの長い髪に巻きつかれたシーンは、なんのホラーアニメだよと思った。

省エネをうたう折木奉太郎は、姉の命令から古典部の廃部をまぬかれるために、古典部に入部する。放課後、古典部の部室へ行った折木は千反田える(佐藤聡美)に出会う。二人の話を聞いていた福部里志も加わる。千反田えるが部室に入っていたが、部室の鍵はしまっていた。えるは鍵を閉めていないという。えるに手を握られて迫られ、折木は推理する。用務員が鍵を開けて入ったあと、隣の教室へ入る。そこへえるが来て部室に入る。用務員が鍵を閉めてまわる。という顛末だった。別の日。折木は福部から音楽室の怪現象の話を聞く。えるが現れ、福部は、女郎蜘蛛の会というなぞの勧誘チラシを掲示する部活があると語る。折木の推理で、一階の掲示板で掲示物を見つける。これは折木が省エネのために一芝居打ったものだった。音楽室へ行くのは遠いが、一階の掲示板を通ったらすぐに帰れる。福部は折木の気持ちを、現状に対する保留だと指摘する。音楽室の件は音楽部員が寝ぼけていただけだと話す。福部は今日のことはもっと面倒なことをまねくかもしれないと暗示する。