Another 第06話 「Face to face -二人-」

「それなら、自分が切り離されたほうがましでしょ」

鳴の家へ行き、鳴と交流する。学校や学校外で鳴と話すことが増える。図書室司書の千曳辰治はこの現象について詳しく、二十六年前の三年三組の担任でもあった。恒一の母親もこの現象の影響で死んだという。怜子の年には、夏休みに何かがあり現象が止まったらしい。三年三組の担任が教室に包丁を持ち出す。つづく。