Another 第10話 「Glass eye -漆黒-」

心の底から恐怖を感じるようなシナリオも秀逸だけど、効果音の使い方もなかなかうまい。大きな音でおどろかせる要素や、細部を引き立たせるためのアクセントに使っている。絵、音楽、シナリオと、総合的におもしろい。

合宿が始まる。松永の残したカセットテープのつづきを聞く。松永は合宿でクラスメイトを殺した。誰を殺したかはわからない。そしてその誰かを覚えているクラスメイトもいなかった。松永が殺したあいつがクラスにまぎれこんでいたもう一人だった。災厄は終わった。「死者を死に返すことが災厄をとめる方法」だと知る。夕食終わり、赤沢が鳴に言及する。赤沢は鳴がいないものの役割をまっとうしなかったのが、災厄が始まった原因だと話す。クラスメイトがぜんそくの発作で倒れ、千曳が彼を連れて病院へ行く。夜、恒一は鳴の部屋で二十六年前の写真を見せる。恒一が入院していたあの日、鳴が病院を訪れたのはなぜか尋ねる。鳴は未咲と双子の姉妹だと話す。未咲が災厄の最初の犠牲者だった。鳴は、人形の義眼で死の色が見えると言う。勅使河原が「やっちまったかも」と部屋に駆け込んでくる。つづく。

うっかりあらすじを書き過ぎてしまった。濃い話だなあ。