7秒後の酒多さんと、俺。4 淺沼広太 ファミ通文庫

7秒後の酒多さんと、俺。(4) (ファミ通文庫)

最終巻。うまくまとめてくれた。縁の心の声が聞こえるようになって、縁主体の話になっていたけど、そこはそこ、しっかり酒多さんの話に持っていった。本当に酒多さんがかわいかった。それ以上言うことがない。ぞんぶんににやにや出来る本だった。最近読んだライトノベルの中で、かなり好きな本です。

夏休みが終わり二学期になって文化祭。朗は実行委員になり、喫茶店のアルバイトの経験を活かしパンケーキ専門メイドカフェをすることになった。縁の心の声にとまどったり応援されたりしつつ。クラスメイトの協力もあり大成功に終わる。朗は縁の心の声で朗が好きなことを知っていた。後夜祭を縁と抜け出し、朗は縁に酒多さんが好きなことを告げる。その場面を酒多さんに見られ、縁に告白していると勘違いされて酒多さんは逃げ出し、追いかけた朗は、酒多さんに素直な気持ちを告げる。数日後、酒多さんの名前を呼んで、告白する。おわり。

 俺はついに……その名を呼んだ。
「ゆ、優理子さん」
「は、ははははい!」
 涙混じりの笑顔で彼女はうなずいた。