レバレッジ・リーディング 100倍の利益を稼ぎ出すビジネス書「多読」のすすめ 本田直之 東洋経済新報社

ビジネス書を読むための方法や読んだあとにどうすればいいかを読みたいと思って読んだ書籍。この本の内容の三分の二くらいが、読書がどれほどすばらしいものか、最高の投資か、ということを書いている。残りの三分の一で、ビジネス書を読む方法と、読んだあとにその内容を自分が身につけるためにどうすればいいかを書いている。読書することが「投資活動そのもの」で、「本を書いた人が何年も何十年もかけて体得したノウハウを、わずか一冊読むだけで手に入れることができるのです。p.2」と書いてあることが、多読をしようと思う気持ちを鼓舞してくれる。

本の選び方

  • 教養型よりは経験型を選べ
    • 教養型とは実務ではない論理の本、経験型とは著者自身の経験をつづった本
  • カテゴリー集中法。同じジャンルの本を徹底的に読む

ビジネス書の読み方

  • 読む目的を明確化し、目的の部分に注力して読む
  • 八十対二十の法則
    • すべて読む必要はない。重要なのは全体の二割だ

読後の反復と実践

読んだ本の重要な部分を抜き出し、独自のメモをつくり、プリントアウトして持ち歩く。著者はこれを「レバレッジメモ」と名付けている。メモがたまったらテーマごとに分類する。引用文のメモをつくる。これらを何度も読み返す。

とにかく大事なのは、本から得たノウハウをレバレッジメモにまとめ、繰り返し読んで条件反射的に行動できるようにし、どんどん実践で活用していくことです。(後略)p.170