『神曲奏界ポリフォニカ スパーティング・クリムゾン』

『ポリ赤』の第三巻。この巻は特別おもしろいところはなかったかなあ。第四巻のずっと大人なコーティカルテの破壊力に期待しつつ。

保身的な神曲公社の重鎮たちに憤るユフィンリーは彼らを出し抜くために、プリネシカのデザインした新しい制服を着て、オミテックから依頼された、ケセラテ自然公園に埋まる地下遺跡から発掘された何かを護送するという大きな仕事を引き受ける。しかし護送直前に輸送車が強奪されてしまう。それを追ったフォロンとコーティカルテは、二人の精霊と『地獄変』『天国変』を操る二人の奏者との戦いの末に、輸送ケースを奪われてしまう。力を極限まで使ったコーティカルテは大人の姿から子どもの姿へと戻れずに衰弱し、消滅の危機に瀕する。つづく。