『渚フォルッテシモ3』

渚フォルテッシモ3 (MF文庫J)

渚フォルテッシモ3 (MF文庫J)

渚ママ登場でキレまくっている渚がかわい過ぎる第三巻。今回は恋に悩む朱里の話です。

「渚ちゃん! ダメよ、暴れたらテーブルが壊れるでしょ! わかったわ、ラーメンには手を出さないから、キッチンから出て行って! あ、大地くん、パイを作るから待っててね!」p.124。渚ママのセシリアさん最高です。笑える。渚がかわいくてにやにやが止まらない。このやりとりから渚は料理が全然出来ないんだと思ったけど、ラーメンは作れるんだな。

六人で集まって文化祭に向けての準備を始めるUMA研究会。そんな折、UMA研究会は朱里が知り合った一年生の矢口里緒奈から、丹野山に伝えられる恋を成就させるという白蛇鏡の伝承について調べてほしいと依頼される。白蛇の呪いからか里緒奈は目に見えて生気を失っているように感じる。文化祭のテーマ調べついでに丹野山に泊りがけ登山をすることになるUMA研究会。ますます渚と仲良くなっていく大地を見て焦った朱里は、白蛇の力を使って自分の恋を成就させようとする。大地は白蛇に食われそうになった朱里を助け、渚とともにレヴィアタンの助力を受け白蛇を倒す。事件の陰にはなぞの占い師が暗躍していた。おわり。

ずっと読みたいと思っていたけど、やっと読めた。今回はラーメン分が若干少なかった気がするけど、いつもながらにおもしろい本だった。