『神様のおきにいり2 びしゃがつくの巻』

妖怪は人間には理解出来ない摂理で生きていて、ときに恐怖を与えることもある、という第一巻の内容を練ったような話の第二巻です。

柔らかい感じのこの挿絵が好きだなあ。pumpkin jet!、そういえばGA文庫の『サーベイランスマニュアル』は絵だけで買おうかと思っていたんじゃった。

全体的に『転ぶ』ということばがテーマのひとつです。この作品でいう『転ぶ』というのは『気持ちが挫ける』という意味。

「智宏、智宏、智宏っ! すごいぞ、こいつは。なんというもふもふ感なのだっ!」p.150、なんというもふもふ感。

終章、賽銭の分配で町内会長を決める。この巻も終章がおもしろい。