第01話 「プレゼントは妹?」

脚本:雑破業、絵コンテ:黒田やすひろ、演出:日下隼、作画監督:菊地聡延

あらすじ

12月25日クリスマスの早朝、サンタのお姉さんからプレゼントをもらう主人公川越はるま。プレゼントは子どものころにサンタにお願いした妹だった。サンタの袋から光を纏い出て目を覚ました妹は、妙なアンチョコを手にしていた。下着だけという姿の妹に、とりあえず自分の服を着せる。アンチョコを手に、料理は妹のするものだと言って朝食を作る妹。しかし料理は初挑戦でキッチンはひどいことに。代わり朝食を作るはるま。名前を聞かれて「まだないよ」という妹に「ちょこ」という名前をつける。

ずっとぶかぶかのはるまの服を着ているわけにもいかないので、買い物に出かけることに。外に積もった雪を目にして「うわーっ」と声を上げて、冷たさに驚いて、雪に残る自分の足跡に「すごい」と言うちょこ。くしゃみをするちょこに自分の上着とマフラーを着させて、ちょっとお兄ちゃんぶるはるま。

道中、花屋で年上の女性と出会う。はるまが憧れて想いを寄せる女性綾乃にちょこが自己紹介をする。

デパートの子ども服売り場でちょこの服を選ぶちょことはるま。どの服も似合うちょこに数着の服を買ってはるまの財布が寂しくなる。デパートでお子様ランチを食べるちょこを見て、はるまは子どものころを回想する。子どものころ、妹が産まれてくるのを待ちわびるはるまだったが、流産というかなしい結末をむかえる。クリスマスの夜に神様に「ママを元気にしてください」「僕に妹をください」と祈るはるま。

綾乃へのプレゼント選びに気をとられ、目を離した隙に迷子になってしまうちょこ。迷子センターで見つけてからも泣き続けるちょこに、綾乃へプレゼントしようと思っていたブローチをちょこにあげるはるま。ちょこは感謝の気持ちとありがとうのキスを返す。

と、次回へつづく。

雑記

オープニングをSister MAYOが歌っていたらおもしろかったかも。

いきなりサンタのお姉さんが出てきたりする超世界の話だけど、他の話が全部現実世界的な話だからおもしろいのかも。こういうご都合主義な萌えファンタジー要素が苦手な人は、この部分だけ目を瞑ってみるというのはどうでしょう。

原作漫画よりアンチョコの装丁が綺麗です。柊がデザインされていて、金属のふちも付いているし。アンチョコのページが白紙です。漫画だとわからなかったけど、ちょこにしか見えないという設定なんでしょうか。

「ちょこ」と名前をつけたはるまの気持ちが小説『ちょこッとSister〜Four Seasons〜』に書かれています。なんとなく印象に残ったので引用。

こうなったのは、もしかすると、「はるま」という、ちょっとめずらしい名を持つ自分の妹には、こうした少し変わった名前のほうが相応しいと思う気持ちが、意識の底で作用したためかもしれない。

綾乃さんを演じる大原さやかはなんとなくいつもよりさらに大人な印象かも。

ちょこの服のバリエーションが多いのも作品の魅力のひとつになるのかもしれません。

迷子になるちょこ。周りの子どもがちょこよりちっちゃい子が多いだけに、ほほえましい光景です。

エンディングのねこにゃんダンスで、スク水で猫ポーズや猫耳しっぽでお尻ふりふりするちょこに(*´д`*)ハァハァ

「お兄ちゃん」という台詞だけでお腹いっぱいです(*´Д`)