『ブラザーズ・グリム』

スタッフ

監督:テリー・ギリアム、脚本:アーレン・クルーガー

キャスト

ウィル・グリム:マット・デイモン、ジェイコブ・グリム:ヒース・レジャー、アンジェリカ:レナ・へディ、カヴァルディ:ピーター・ストーメア

あらすじ

物語はグリム兄弟がゾンビの魔女を退治するところから始まる。しかしその魔女退治はグリム兄弟が仕組んだ茶番で、詐欺をしてカネを儲けていた。そんなとき、ある村に訪れた彼らは、村の少女たちが失踪するという事件の解決を頼まれる。その村の超常現象は本物で、不思議な力を持つ森にグリム兄弟は困惑する。そこにフランス軍が現われ、詐欺行為を理由にグリム兄弟は連行される。フランス軍を説得し、村の女性アンジェリカと共に森の謎を解明していくことに。森の奥にある塔の謎とは何なのか、塔に住む女王とは……。

感想

設定全体がファンタジーというわけではなくて、現実のグリム兄弟がファンタジーの世界に足を踏み入れてしまったというような設定です。

グリム童話の世界を舞台に描かれるファンタジー作品、といっても、作中にほんの少し『赤ずきん』が出てきたり『ヘンゼルとグレーテル』が出てきたりする程度で、作品の大きな舞台は『白雪姫』の魔女だと思いました。グリム童話が満載なのを期待していたので少し肩透かしでした。

ところどころにジョークが含まれていて笑いがありました。しかし、感動のシナリオや美しいシナリオというわけではありませんでした。

ひとつのエンタテインメント作品ということで。

評価としてはとりあえず50点というところです。