這いよれ!ニャル子さん 第12話 「夢見るままに待ちいたり」

いい最終回だった。最後がオリジナルの話だったけど『ニャル子さん』の持ち味を壊さない良いシナリオだった。最終回のサブタイトル「夢見るままに待ちいたり」は『這いよれ! ニャル子さん』に改題前の、逢空万太GA文庫大賞に応募したときのタイトル。ニャル子がロイガーに捕まり、真尋が名状しがたいバールのようなものをニャル子に渡すことで危機を脱する。バールのようなものはどんだけ万能なんですか。

「真尋さん」
「ん?」
「大好きです」
「はあー、急に」
「前に言いましたよね。何度でも言いますって。だから」
「真尋さんのことが、大好きです」

真尋が朝起きると、世界から誰もいなくなっていた。街でひとを探した真尋はナイトゴーントに出会い襲われる。ニャル子から預かっていたニトクリスの鏡を使って難をのがれる。現れたグタタンに事情を聞き、グタタンのつくった世界に閉じ込められたと知る。グタタンの連れていたロイガーが本性をあらわし、真尋を襲う。真尋がニトクリスの鏡を使ったことで、鏡を通じてニャル子が登場する。自分が閉じ込められていたことに気がついた真尋は元の世界へ戻る。ロイガーはエロゲーをやりたいがために真尋を狙っていた。ニャル子たちの攻撃でロイガーはやぶれる。「今回もほんとひどいオチだったー」。真尋はニャル子たちにお礼を言う。いつもの騒がしい日常が戻ってくる。みんなを集めて庭でバーベキューをして、ニャル子は真尋に告白する。真尋にキスを迫るニャル子、二人を見るみんな。おわり。

これはテレビアニメ第二期もあるで。ここまで人気が出たのなら問題ないだろう。存分ににやにや出来るかなりおもしろいアニメだったので、つづきが見られる日をたのしみに待っています。