あの夏で待ってる 第12話 「あの夏で待ってる。」

最終話。いい話だった。前に地球人と接触したひとの声が井上喜久子。なかなか味のある演出だった。最後にイチカが出てきて、最終的に地球に帰ってきたことをあらわしていて、ハッピーエンドだった。

みんなの助力があって、海人とイチカは、イチカの思い出の場所へ行く。以前に異星人が残した痕跡の記憶を見つける。しかし異星人が残した木の印は木がなくなっていたために見つけられず、地球が未開の惑星ではない証明は出来なくなった。イチカは救助ポッドに連れて行かれる。海人はいつかイチカと会うことを約束する。イチカたちの先祖のメッセージが聞こえる。地球人に助けられ、そのひとを好きになったが、地球が原生住民だったため、わかれることになる。そして記憶を封じられてしまう。その思い出を知ってもらうために、イチカたちにメッセージを残していた。イチカがいなくなり、日常生活が戻ってくる。海人の姉が帰ってきて、イチカにみやげの衣装を持ってくる。檸檬は転校する。未完成の映画をみんなで見る。数年後の学園祭。海人たちのつくった映画が上映していた。ラストシーンは、また宇宙船が壊れたと言って、微笑むイチカ、Fin。おわり。

おもしろいアニメだった。キャラクターの相関と、もやもやした心情と、まっすぐに思いを伝える気持ちと、うまく描かれていた。『おねがい』シリーズを知っているひとには、にやにや出来る内容も盛り込まれていた。こういう夏を送ってみたかった。ところで、どうしてこのアニメは夏に放送しなかったんだろう。2012年1月アニメの中で、すごい好きなアニメです。