ストライクウィッチーズ 劇場版

きのう土曜日に見に行ったんだけど、満席で入れなかったので、今日あらためて見てきた。人気のほどがうかがえる。

なかなかいい話だったと思う。新たな夢に向かう芳佳、ネウロイの攻撃で傷ついたひとたちを救う、守るためにふたたび魔法の力が戻る、そして新たな戦いへ。全体として良くまとまっていた。ネウロイを倒すために戦うのではなく、みんなを守るために戦うってところが芳佳らしくていい。

芳佳とリーネが再会して、寝っ転がりながら抱き合ったシーンで、あたしの頭の中で「レズハッピー」って言葉がリピートしまくった。二人がじゃれあうシーンがすごく印象に残った。エイラとサーニャが飛んでいるときに、自然に手をつないでいたシーンも良かった。バルクホルンとエーリカもいつも通り夫婦喧嘩が絶えない感じで。

映画だったけど、五話くらいに分けてテレビアニメとして放送すればいいんじゃないかと思った。ネウロイを殲滅するわけでもなく、テレビ二期最終話ほどの激闘があるわけでもなく。シナリオとしても、分けても問題なさそうだった。映画にした意味はあまりなかったかもしれない。

それにしても、つづく話になったのが意外だった。テレビでまた復活するんだろうか。映画をつなぎにしてテレビアニメの続編が始まるってのもめずらしいケースだ。

全員で歌っているエンディング主題歌は、のりがいいアップテンポな曲で、わくわくした。

これからの『ストライクウィッチーズ』の展開に期待します。

あらすじ

ネウロイとの戦いで魔法力を使い果たし、魔法力がなくなった芳佳は、扶桑で医師を目指して勉強していた。みっちゃんこと山川美千子と山歩きをしていたところ、川でおぼれそうな犬を助ける。滝から落ちそうになった芳佳をウィッチが救う。そのウィッチ、服部静夏(内田彩)は、芳佳に欧州へ医学留学しないか、という辞令を伝える。芳佳は二つ返事で回答し、静夏と一緒に、空母艦で欧州へ出発する。

一方、ヴェネツィアにいたシャーリーとルッキーニは、赤ズボン隊の三人とゴンドラレースをする。途中、ネウロイが現れ、協力して撃退。同じ頃、ナイトウィッチのハイデマリーも夜間巡回中にネウロイを撃退する。ミーナたちは近くに巣がないところでネウロイが突然出現することをいぶかしむ。

芳佳と静夏を乗せた空母では、芳佳は料理をしたり甲板掃除をしたりして、芳佳の軍規にしたがわない自由なやりかたに、静夏が目を怒らせていた。南アフリカケープタウン近く、空母は氷山にぶつかり、弾薬庫近くで火災が発生する。船長は乗員が取り残された状態で注水する苦渋の命令を出す。芳佳は乗員を助けようと、消火バルブを回し、ぎりぎりで消火成功する。この芳佳の勝手な行動を静夏は許すことができず、二人は気まずくなってしまう。

ガリアに到着し、ペリーヌとリーネの歓迎を受ける。ペリーヌの屋敷を出発して芳佳と静夏は陸路で北上する。途中、崖崩れの被害にあった村に行き、芳佳はひとびとを治療する。

その頃、バルクホルンとエーリカは、芳佳が近くに来ていることを知り、会いに行くために、周辺を巡回する。そこにネウロイが地中から出現し、倒す。

芳佳たちのいる村でもネウロイが現れ、静夏が応戦する。静夏はネウロイに攻撃され倒れ、芳佳はおとりになってネウロイを村から遠ざけようとする。地中から現れたネウロイに攻撃された芳佳は深手をおってしまう。地中から大型のネウロイが現れ、静夏は芳佳のためにふたたび戦うが、絶体絶命になる。

集結していた501部隊の面々は、静夏の芳佳を助けてほしいという叫び声を聞き、助太刀する。戦うみんなを守るために、芳佳は魔法力を取り戻す。全員で力をあわせて、強力なシールドを張って、ネウロイのコアを体当たりで壊す。

他の場所にネウロイが現れ、再結成した501部隊は戦いへ向かう。

つづく。