『戦嬢の交響曲6』

戦嬢の交響曲6 (ファミ通文庫)

戦嬢の交響曲6 (ファミ通文庫)

気がつくといつの間にかハーレムをつくってしまっていた主人公。第一巻を読んだときに、ここまでもてない主人公も珍しいと思っていたけど、自然な形で、主人公の戦いのひたむきさや地道な努力でこのような展開になったのには、構成力のうまさを感じます。

榛名の率いるラルワ襲撃後、祐鹿は副監督生に指名されてしまう。副監督生の仕事をしながら、いっそう意気消沈する雪風を気遣ったり、五十鈴を心配したりしつつ。雪風を本調子に戻すために、郊外派遣から帰ってきた特別班と実習訓練をする。三瀧高校からラルワの目を背けるために、祐鹿は囮になって廃墟の町へと行くことを決め、八班の娘たちや五十鈴と出発する。つづく。