『かのこん』

原作の展開にはそれほど頓着しない感じに、原作の設定を使ってオリジナルの話をつくったという印象のアニメ版『かのこん』でした。熊田の話とか朔の話も戦いがメインというシナリオではなく、とにかくちずると耕太のラブエロに重点を置いてつくったというか。原作のエロ部分を抽出してつくったような作品になっていたと思います。絵のクオリティは安定して高いほうです。むしろこの絵が良かったから最後まで見られたという感じかもしれません。大きな目に光の透過演出とかも良かったと思います。作中のキャラクターの説明や紹介がほぼ皆無なので、原作を読んでおいたほうがいいかもしれないと思いました。出来れば第三巻か、蓮・藍の出てくる第五巻あたりまで読むといいのかも。