『紅』
- 作者: 片山憲太郎,山本ヤマト
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/12/20
- メディア: 文庫
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アニメが始まったのもあってちらっと読んでみました。紫の傲慢で高飛車な性格、幼い肢体、猫のような仕草、過剰なボディタッチ、実は甘えん坊。紫がかわい過ぎて死にそうです。
文章の書き方もまとまっていて読みやすいし、構成や設定の伏線などもしっかり作りこまれていて安心して読める本。
揉め事処理屋の少年・紅真九郎は、先輩の柔沢紅香に頼まれ、世界有数の大財閥九鳳院家の子女である九鳳院紫の護衛をすることになる。しかし紫は九鳳院家の次男である竜二に連れ去られてしまう。九鳳院家は近親相姦でしか子どもを授からない家系だった。紫のような九鳳院家の女たちは奥ノ院という施設で一生を過ごし、子を産むためだけに育てられる。真九郎は紫を救い出すために、竜二の従える戦闘屋を倒し、九鳳院の当主・九鳳院蓮丈を言い負かす。紫との生活を手に入れて、おわり。
紫の第一声「気安く触るな一般庶民」p.43。やはり高飛車はこうでないと。
発砲したヤクザから紫を守った真九郎に好意を寄せる紫。素直になった紫がかわい過ぎて死にそうです。