『ねくろま3。』

ねくろま。3 (MF文庫J)

ねくろま。3 (MF文庫J)

漫画を読むような気楽さで読むことが出来る小説です。高尚な小説もいいけれど、こういう本、好きです。

前回のゲルニカとロジャーとの戦いでお金が尽きてしまったソリスは、メイとヒカリ、マシロと共にレストランのアルバイトを始めることに。根暗で仕事が下手なヒカリを叱ったり励ましたり、ゲルニカとシェンファが裸エプロンで料理対決をしたり、黒幕のシズ登場で《欠片(フラグメント)》をめぐって戦いをしたりする話。

ゲルニカにはなぜか優しいソリスくん。それを嫉妬したシェンファ会長。

「……くっ、なんだこの気持ち……思わず本気でヤンデレ化して妹をSATSUGAIしてしまいそうだ……」
p.141

一番笑った。やっぱりシェンファ会長が出てくるとおもしろくなるんだよなあ。

あとがき。「今回のテーマは『現実』です」「「ファンタジー世界だろうと、生きていくためにはお金がかかる」ということです」

 ……今回は少し真面目なあとがきになってしまいました。本編は今回も基本的に脱いだり脱がせたりの頭が悪いお話ですので、なんかお菓子でも食べながらソリスやほかの登場人物たちのお馬鹿な日常を眺めてやっていただければ幸いです。

読たんにすごい好感を得たあとがきでした。

次の巻もおもしろいの待ってます。