『えむえむっ! 4』

えむえむっ!4 (MF文庫J)

えむえむっ!4 (MF文庫J)

季節は学園祭。太郎のクラスは演劇を披露することに。相変わらずドM体質が治らない太郎に任せられたのは、貴族の少女にいじめられる役。このままではドM体質がクラスメイトに露見してしまう、ということで美緒さまは太郎に催眠術をかけて体質を治す方法を考えつく。催眠術によって行ってはいけないBとLの世界へと旅立ってしまい、辰吉を好きになる暗示をかけられてしまう不幸な太郎。しかし当然うまくいかず、結局催眠術はとけてしまう。

そんなこんなで学園祭の演劇披露当日。第二ボランティア部のアピールのため、トラブルを解決しようと奔走する美緒さま。変態店長と出くわしたり、ミスコンに参加する辰吉やお姉ちゃんやお母さんを遠巻きに眺めたり、不可効力ながら美緒さまと手をつないでいるところを結野に見られたりしつつ。

委員長に呼び出され、屋上にロープで拘束される太郎。『美緒さまファンクラブ』略してMFCに美緒との仲を指摘にされる太郎と美緒さま。美緒のまっすぐな姿勢に感銘を受けたMFCは納得したが、MFC会員であり美緒が好きな生徒会長の片桐志帆が現れる。まったく歯が立たず志帆にぼろぼろにされる美緒さま。関節技をきめられた太郎は、得意のドM体質を発揮して志帆の隙をつき、美緒さまの一撃が決まる。

一件落着でつづく。

今回は表紙がお姉ちゃんなのでお姉ちゃん分も多めです。

表紙カバー裏はお姉ちゃんフィーバーの天国です。カバー裏に絵をつけるのはMF文庫Jで初のこころみ。

 ……店長は腹話術のような技を使って一人で二次元美少女と会話していた。ここまで来るともうオタクとかいう次元を超えてしまっているような気がしないでもない。
p.172

みすずちん抱き枕と会話する店長。壊れとる。

相変わらず馬鹿で変態な本でした。