『神様家族6 鉄棒工場』

佐間太郎は相原に赤ちゃんにされてしまう。そしてテンコは佐間太郎の記憶を失っていき、佐間太郎は赤ん坊の待遇に甘んじていく。しかし久美子の助言もあって、佐間太郎はテンコのことが好きだと気付き、相原からテンコを取り戻す、という話。

今巻は今までで一番恋愛色が強いように感じました。テンコと久美子との三角関係に白黒をつけて、テンコと佐間太郎の人間だったころを少し垣間見て、次巻へつづく。

うーん、最終巻への重要な伏線を含んでいるのはわかるけど、この巻はあんまりおもしろい話ではなかったかも。ママさんの冬眠やテンコの言動は、いつもながらに笑えたけど、全体的に消化不良気味なよくわからない話でした。

「嘘つかないでください。好きでしょ、テンコさんのこと。もし本当にテンコさんのことが好きじゃないなら、わたしと付き合ってくださいよ。わたしのこと好きになってくださいよ。これ、冗談じゃないですよ。本当の気持ちですよ。わたしは神山くんのこと、大好きなんですからね。わかってるでしょ。それぐらい」
(中略)
「男ならしっかりしなさいよね、バカ」

今巻で一番印象に残った久美子の台詞。