『神様家族』第5巻

神様家族〈5〉(MF文庫J)

神様家族〈5〉(MF文庫J)

両親を亡くし盗みを繰り返して生活する小学生のキュウタ(キュウタロウ)は、自分の母親と容姿が似たテンコに求婚する。困るテンコ。それに嫉妬した佐間太郎は「テンコは俺の彼女だ」と虚言を吐いてしまうが、テンコは目に星を浮かべ頬を染めながら「さ、さ、さまたろうぅ……」と大感激の様子。

佐間っち・テンちゃんと佐間太郎とテンコのラブラブバカップルぶりが存分に発揮した第五巻。もし本当に二人がこういう関係になったらどうなるんだろうかと考えると、照明のスイッチを激しく点けたり切ったりしてしまいそうです。

「だけどきみ、見れば見るほどうちの息子に似てるなぁ」
「あはは。たぶん、俺らぐらいの世代って、みんな同じに見えると思いますから」

銭湯での佐間太郎とパパさんの会話、なんか好き。

毎度おもしろい『神様家族』ですが、久美子さんキャラ壊れ過ぎ。久美子さんはもう完全に佐間太郎に告白している感がありますが、佐間太郎はスルーしているのが笑えます。

あと始終こたつを背負ったママさんも、毎度ながら壊れています。

ラストの家族愛みたいな展開に泣きそうになりましたよ。特にママさんの過剰な愛が。

 <○_,〆  なんかもー急にヤル気がなくなって


 ヘ○ヘ
   |∧    荒ぶる鷹のポーズ!
  /


  ○     たそがれちゃって海とか見ながら
  (ヽ┐


 ヘ○ヘ
   |∧    荒ぶる鷹のポーズ!
  /

恋愛体操。以上、省略可。

有名なこのシーン、佐間太郎がやるのかと思っていたけど、テンコなのね。