『あそびにいくヨ! 6 ぎゃくしうのビューティフル・コンタクト』

やっと読み終わった……。

この巻は今までで一番読み難いかったです。章立てられた中にいくつもの節があって、その節が時間軸で並んでいて、場所やシチュエーションを変えて別進行しているシナリオと同時展開しているから読み難かったです。キャグや恋愛要素が少なかったのもありますが。

時期はクリスマス。アントニア・リリモニ・ノフェンデラス・パパノーガス・アレクロテレス・クノーシス・モルフェノスのペニグトン・ヴァンス級クルーザー「アンドローラII」と「アンドローラIII」でパーティーをしようと企画していたが、犬の人ジェンスによって阻まれる。それを裏で操っていたのは翼を持つ人ニルメアであった、という話。

全体的にミリタリ風味というか軍隊・戦略風味というか。

こういうシナリオの本はあんまり読まないから、いい刺激にはなったけど、逆にいえば、『あそびにいくヨ!』シリーズのひと話じゃなかったら絶対に読まないタイプの話だよなとも思ったり。

ジェンスやニルメアの処遇や後処理については、次巻以降の展開で描かれるのかな。この巻一冊で読み切れなかったので、少しもやっと感もありつつ、今後の展開と伏線消化に期待します。