『ゼロの使い魔8 望郷の小夜曲』
ゼロの使い魔〈8〉望郷の小夜曲(セレナーデ) (MF文庫J)
- 作者: ヤマグチノボル,兎塚エイジ
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2006/06
- メディア: 文庫
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ティファニア登場の第八巻。この巻はルイズの自殺未遂とか、全体的に重い話だったけど、この作品を読んでいて本当によかったと思えるほどおもしろい話だった。
アンリエッタは死んでいった者たちの名簿をマザリーニに渡される。むなしい戦争が終わったという描写。
胸革命(バスト・レヴォリューション)、p.76。さすが才人、意味不明だなおい。
使い魔を呼び寄せるサモン・サーヴァントのゲートを前に呆然と立ち尽くすルイズ。これせつないなあ。ルイズの気持ちになると涙まで出てくる。
ティファニアの父、アルビオン王の弟でサウスゴータを収めていた王族が、エルフを妾にしていたということで王家を追放されたと語るティファニア。なるほど、ここでフーケの境遇とつながるのか。
才人は強くなろうとアニエスに稽古をつけてもらうことに。「いいか? 貴様の返事は今日から『はい』のみだ。わかったか?」p.174。アニエスさん、超スパルタな。
クロムウェルを陰で操っていたシェフィールドが三人目の使い魔、ミョズニトニルン。ということは四人目の虚無の担い手はティファニアということか。
というわけで、再度ルイズの使い魔になってがんばる才人なのでした。