『地平線でダンス』

地平線でダンス 1 (1) (ビッグコミックス)

地平線でダンス 1 (1) (ビッグコミックス)

タイムマシン開発中にワームホール実験の失敗で灰になったヒロイン(春日琴理)は、3年後精神体になって存在していた、というような話。

琴理とともに研究をしていた主人公(竜ヶ崎邦衛)は、失敗の責任を取って研究所を辞めてやさぐれた生活を送る。

誰にも気がつかれないし触れないし観測もできなくなった琴理。自分の存在を証明するためにスーパーカミオカンデに行って「春日琴理です…… こんにちは!! センサーでキャッチしてもらいに来ましたぁ!!」力いっぱいの自己紹介がスルーされるのに笑った。

で、琴理は欧州にある研究施設でおこなわれている実験中のワームホールに入り、モルモットの体に入り込むことに成功?する。ワームホールは六か月後の未来につながっていた。実体を得たけどモルモットじゃねえ……と途方にくれたりしつつ。

やさぐれていた竜ヶ崎は偶然訪れた整体院で野宮ナナと出会う。ああナナかわいいよナナ。

琴理はナナに助力をお願いするが……、というところでつづく。

シリアスとギャグがうまい具合に交ざっていて、柏木ハルコの漫画を読むきっかけになった作品。