『月刊コミックアライブ 2007年10月号』
表紙は『ゼロの使い魔』兎塚エイジ、才人の人形を引っ張るルイズとシエスタ。
各漫画感想とか。
『おまかせ精霊』第十四話 放課後の教室で
巻頭カラー。精霊研究会に五人目のメンバー似鳥さんが加わって、部へ昇格か、ということで部室をもらおうと前塚先生のところに行くが「無理」の一言で片付けられる一同。しかし、放課後に余っている教室を使わせてもらえるという。そして開かれた第一回精霊会議だったが、建設的な意見が出るわけもなく。
ホマレの制服姿とヨリのツンデレと、「セイの新たな魅力にメロメロだ――!」「さすがバカメガネ キモいな」という日常話。
『ゼロの使い魔』第15話 婚約者ワルド
前半はワルドに対してとにかく「カッコイイ」を連発する才人のやきもきした独白、後半は捕らえたフーケが脱獄して酒場で謎の仮面の人と荒くれ者の仲間を集めるという話。
ワルド子爵、そんなにかっこよくは見えないけどなあ。コルベール先生は真っ正面から見ると、ツルツルにしか見えません。
『あそびにいくヨ!』第12話 猫の耳だと熱狂した
さいたまスーパーアリーナではキャーティアの本物の猫耳猫尻尾に狂喜する猫耳系秘密結社『子猫の足裏』というカルト教団組織の大規模な集会がおこなわれていた。その頃、何も知らない騎央たちは家の庭でウシオバーに『やきにく』の作り方を教わっていた。真奈美も加わって姦しく。そして親に捨てられたという過去を夢に見るアオイの元には、かわいらしい二体のアシストロイドが届く。暗躍するアントニア率いる『子猫の足裏』の考えとは……。
原作に無い展開の小話もおもしろいです。今話からアントニア・リリモニ・ノフェンデラス・パパノーガス・アレクロテレス・クノーシス・モルフェノスが登場。クールビューティの摩耶がアントニアにいじめられてハァハァしてしまうようなマゾギャグ娘になっているんですが。
『陰からマモル!』第21話 要塞司令官・愛里
ぶる丸が拾ってきたイルカの置物を返すために、沢菓の家に忍び込むマモルだったが、愛里が考えた様々な防犯の仕掛けに撃退されてしまう。翌日、屋上で昼ご飯を食べながらそれを自慢げに話す愛里。家に帰ったマモルは、母・桜子にその情けなさを叱られ、再度沢菓家に忍び込みなさいと言われる。
自信満々の愛里と間接キスに赤面する椿がかわいい回でした。まあ原作通りの展開だけど、忍び込むのに失敗したマモルにキレまくって沢菓家からダイヤモンドを盗んでくる桜子ママにハァハァしつつ。
『冒険者にはなりたくない』前編
和六里ハルの読み切り漫画。冒険者のめがねっ娘チャオは、相棒に金品を持ち逃げされて酒場の代金が払えずにいた。そこに謎の二人組が現れ、ベビーシッターをやらないかと誘われる。しかしベビーシッターといっても、男女二人組の大きいほうの女・ウノの面倒を見ることであった。そして、二人を探す女の正体とは……。
「アライブ初登場!」ということで和六里ハルのオリジナル漫画。「明るくてちょっとエッチなファンタジーワールドが開幕!」とも書いてあるけど、エッチな部分は若干無理に入れている感があります。なんか、ざわ…ざわ…しているし。読み切りとしても短い18ページだし、次回後編の展開に期待かなあ。
『かのこん』八章 ぼくの知らない彼女を、彼は知っている その1
学校への登校途中、望の登場でちずるは嫉妬の炎を燃やしまくる。望は「わたしネコじゃない オオカミ」といい、ちずるも心当たりがあるらしい。そして校門前では桐山と謎の男が戦い、男が圧勝する。ちずると男・朔とは古い知り合いのようだが……。
怒りまくるちずると委員長がなかなかいいコンビのような気がします。
『オウドウクラブ』タカミナオキ
新人の読み切り漫画。冴えない主人公と容姿端麗文武両道なヒロインを、王道な展開や人物を勧誘する王道部が入部させようとする話。
主人公のモノローグ調の語りがキョンにしか見えなかったです。恋愛漫画としては王道だけど、使い古されたシナリオを漫画にしたに過ぎない漫画というか。それをわかっていて「王道」なんだと思いますが、全体的に微苦笑な作品。
『はんな of the Z』第12話 コスプレでパシャパシャ!
生徒会室にコスプレ同好会の娘が現れて、校内のコスプレ選手権に出て、功娘が乳を晒して、リオの爆破オチという話。
似合いまくった『セロの使いっぱ』のコスプレも、功娘の『ゴレンガラン』ショーコさんのコスプレも今誌最高に笑いました。なにげにリオのサマンサ(タバサ)が一番似合っていたかなあ。
『まりあ†ほりっく』第13話 血塗られた聖母祭のおはなし1
センターカラー。
優しそうで人徳もありそうな生徒会長だけど、鞠也と幼なじみという所為で、性格が少し歪んでしまったんではないかと……。まあ次回以降そのあたりの遺恨が描かれるんだろうか。