仏教に、ドキドキしてみたい!
店頭ポップの
仏教に、ドキドキする。
というキャッチコピーに惹かれて買ってみました。
新発見にドキドキ
日本には七万五千以上のお寺があるといわれています。私たちの身近な存在である寺院は、現在どうなっているのでしょうか。『仏教新発見』では、伽藍などの構造物や仏像、仏画、庭などの謎と不思議を紹介、また、日本のおもな仏教宗派の成り立ちや教えについてもわかりやすく解説します。
仏教といえば成り立ちから約2500年、もはや新しいものなどなく、一見「新発見」という言葉とは無縁のようにも思います。しかし、この『週刊 仏教新発見』では、現在の寺院のあり方から、最新調査による日本仏教の流れを丁寧に説明し、仏教を「新発見」しようというものです。
法隆寺の宝物にドキドキ
法隆寺といえば、国宝の建築物や美術工芸品、文化財の絵画や彫刻などが数多く置かれています。その中でも、金堂に安置されている釈迦三尊像、薬師如来坐像、阿弥陀如来坐像について説明し、毘沙門天、吉祥天像、四天王立像などの写真を紹介しています。
他にも「法隆寺この一点」として、東院伽藍に安置される像高210cmにも及ぶ秘仏・観音菩薩立像について取り上げています。
なんともいえない優しげなお顔にドッキドキです。
法隆寺の「華麗に姿を変える四季折々」にドキドキ
法隆寺管長大野玄妙さんによる「人生をまっとうするために社会になにを還元できるか」というお話から、法隆寺年表、年間行事について四季の鮮やかな写真と共に紹介されています。
「法隆寺を歩こう」の法隆寺の地図を見ていると、実際に法隆寺を訪れて見たくなってくるからドキドキです。穴場として、国営飛鳥歴史公園にある石舞台古墳が紹介されています(こちらは法隆寺と直接関係ありませんが)。
ゆかりの寺にドキドキ
聖徳太子にゆかりがある寺として、四天王寺、中宮寺、広隆寺、法起寺、法輪寺が紹介されています。
「役に立つ宗派のQ&A」として、金堂と五重塔について、説法・夏安居について、日常読まれるお経の特色について、マニアックなところでは「聖徳太子が使った笏の形をしたお札があると聞きましたが、それは何ですか」という質問にも丁寧に答えています。
まとめ
というわけで、なんか異常なテンションでこの雑誌について書きましたが、とにかく
仏教に、ドキドキする。
のキャッチコピーが一番ドキドキしました。