『あそびにいくヨ!』

あそびにいくヨ! (MF文庫J)

あそびにいくヨ! (MF文庫J)

表紙を開いたときに、ヒロインの笑顔にやられました。で、プロローグを読んだらもう止まりませんでした。

キャラクターの台詞を読んでいても、沖縄に住んだことがないのでイントネーションが伝わってこないのが残念。自身に徳がないのが悔やまれます。

主人公を取り巻くキャラクターが、全て一般人ではない。もっとこう日常の何気ない出来事を宇宙人と暮らす中で体験して、ゆっくりまったりしていく作品だったら良かったのになあ。

と思っていたけど、後半の畳み掛けるような怒涛の展開に惹かれました。

平凡な主人公の平凡な日常は、あるときを境に全てが虚構だったと知り、そして物語は始まる、というタイプの作品は多々あります。この作品は、ギャグ、ボケ、恋愛、萌え(燃えも?)、シリアス、SF、ミリタリ、そして猫耳の要素を持ち、それらが絶妙なバランスで混ぜ込まれた秀作です。

「あそびにいくよ(Us It goes to play in Your house)」